メルマガの更新を2ヶ月くらいサボっておりました(真面目に言うと結構投資検討などが山場をずっと迎えておりちょっといま一息つけたっていうのが実際です・・) この1−3ヶ月くらいは結構様々な投資分野を検討できて楽しくも忙しくワタワタしておりました。なんとなく肌感ですが、コロナの最中よりシードで起業する人が増えている気がしますねえ、、なんとなくですが。
このメルマガについてどういう方向性でやっていこうか迷ってますが、ちゃんと続けていきたいなとは思っているので今後もいろんな模索をしながら進めていこうとは思っております。もうちょっとゆるく更新していく予定なので、最新企業の情報を知りたいんだよ!みたいな方はメルマガ登録解除頂いたほうがいいかもしれないです。。
あ、Discordを実験的に触ってみたいという意図だけでつくってみました、もし友達とかでぜひ入ってみていただければ・・すぐに辞める可能性もあります
・Twitterの距離感が良い感じの話
SNSというものは良い点と悪い点がある。去年はそれを本当にいろんな意味で知れた年ではあった。普通に過ごしていると出会わない悪意に出会うことがある。そして140字という限られた文字数の中では届けることができないものの中で語弊を生むこともある。ただ自分の意見や自分の存在はよほどの才覚がない限り発言をしないと見つけてもらえない。そういう意味においては非常にTwitterというものは何か物事をなそうとしている人などとは相性が良いものではあったと思う。
それは起業家や投資家も同じくツールとしては便利。特に広義の採用(投資家にとっては投資先をみつける)においては良い面も多くあると思う。なので辞めるわけにはいかないが、目的などはハッキリさせたほうが良いなと思い、一旦投資先の支援のためにTwitterというのものはやり続けようということは決めた
それと同時に何度も失敗してきたTwitterアプリを消すという行為をして2ヶ月弱くらいたつ。自分のメインでつかっているクロームのアカウントからもログアウトした。見れるのはクロームの別アカウントからは見ることができるようになっている。それでもやはり癖でひらいてしまうこともあるが、以前よりは大分Twitterへの滞在時間が減った気がする。たまにみて投資先や情報収集したり、伝えたいことが思いついた時にツイートするくらいの今の付き合いの距離感がちょうどいい。
一方で今のWeb3の流れなどにおいてはTwitterは必須のツール感があり、時代を追うためには張り付くぐらいが大事になってきていることもある。そういう意味においては逆行しているし良くないのかもしれない。でも自分の精神衛生が一番重要なので、このくらいの距離感で保っていきたい
非常に便利で必要なツールではあるものの、もう少し距離感の近いSNSっていうのは欲しい時代によりなっていくのかなとは思う。それがメルマガやPodcastなのかもなと
・Web3系投資先や友人と飲み会したら発見が多かった話
コロナが奪い去っていったものとしてのカジュアルな飲み会というものがある。自分はもともとはそんなに飲み会が好きではなかったが、人と話すのは昔から好きだ。なのでコロナ前はよく飲み会には顔をだしていて、コロナになりそういうのが一切なくなったのでお酒自体からは遠のいて正直良かったということはあった。しかしカジュアルな場がなくなる弊害は思ったより大きかった。
例えばコロナの中に投資した先においては起業家の友人がいないや、少しそういった話をできる環境が少ないっていうことを耳にしたことが多い。内部へのエネルギーに集中するようになっていく。内部へのエネルギーの深化はよいことではある。基本シード期の起業家はプロダクトであり、事業に全集中すべきだ。一方で起業家同士などでしか解決できないことや先人の起業家の巨人の肩に乗って見ることが大事なときもある。そういった外部との交流こそが暗黙知の共有となっていくのだと思うし、シリコンバレーから多くの素晴らしい企業が生まれる理由でもあると思う。
そういったエコシステムが実はコロナの影響で少し止まってしまっているのではないのだろうかというのは自分の反省としてあり、人数とコロナの影響を見ながらも勉強会や飲み会などは積極的にやっていこうとは思う。
本題だけれどもそう、Web3系の投資先や友人を集めて飲み会をした。投資先で公表できるのは2社だけで、KyuzanとPitPa。KyuzanはBlockchaingameとNFTのShopifyのような事業、PitPaはMembershipNFTという事業を展開している。どちらもトークンは発行していないが、Web2.5的な流れを汲んでいるスタートアップだ。あとはステルスな投資先と、InsureDAOに関わる方やこれから起業する方、NFTに興味ありずっと調べている友人などを呼んだ。
なぜWeb3という括りにしたかというと、情報が実態に間に合ってないからこういった人づての情報が一番貴重だと思ったからだ。実際に税金の問題においてどこの国がよいかというものから、Tokenomicsの話から、実際の今のNFTのトレンドについて多岐に渡って話をすることができた。
本来やはりVCというのは一番情報の最先端にいる人達ではなく起業家が一番最先端にいると自分は考えている(もちろん最先端にいるために自分で触るなどやるべきだけど、24時間触り続けている起業家には負ける)そういった分野にたいして投資をしていくことが、VC投資なのかもしれないと改めて思えた。
この話の中で面白いなと思えたのは若い感度が高いエンジニアから非常にクリプト分野は注目されているが、就職先がないということだ。これはインターネット初期にも同じような現象があったのではないかと思っている。なのでそういった方々には積極的に起業してもらいたい
一方でこの集まりや界隈のWeb3の盛り上がりをみていて、ジェンダーの観点においてインターネット業界の再構築になりうるかもしれないという危機感はある。端的にいうとWeb3分野における女性が少ない。そもそものエンジニアの母数が少ないから仕方ないのかもしれないが、同じようにまた女性が少ないまま産業が育っていくのは危機感がある。ぜひ女性でWeb3系にチャレンジしようとしている方いたら積極的に支援・投資したいのでANRIに連絡ください
・ミニッツへインタビューしてみた
投資先へのPodcast interview企画。まだまだ聞かれる数としては少ないが、ミニッツからもPodcast聞きましたというように声が聞こえてきたらしく、それは非常に嬉しい!今後も投資先にことあるごとにPodcastは配信していこうと思っている。微力だけれども採用広報の1つのツールになったら良いなと思うし、起業家の人柄面はやはりテキストより音声のほうがより伝わると思っている。
一方で動画のほうが伝わるのも確かなんだけど用意とかいろいろ面倒なんだよなあ・・でもYouTubeとか本当はやっていきたいという思いはある
https://anchor.fm/u30cau30abu30b8anri/episodes/with-e1g48rq
あと採用もガンガンにやっているので、ぜひミニッツ興味ある方は下記リンクからでも
・LUUPが10億円調達した話
Luupが10億円をリース及び銀行融資で調達しました。リースができるかどうかは非常にこのビジネスモデルにとっては重要だったものなので素晴らしいです。下記はリリースから。
今回の資金調達は、三井住友ファイナンス&リース株式会社、三菱HCキャピタル株式会社等、複数のリース会社と電動キックボードのセール・アンド・リースバック取引(※2)等を行うことに加え、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社日本政策金融公庫、株式会社商工組合中央金庫より資金の融資を受けるものです。これにより、Luupが5月までに導入する全ての電動キックボードがリース等による調達となるほか、各リース会社とは今後導入する車両についても取引を拡大する方向で協議しております。
採用情報は下記から!伸びているところはいつだって今が入る最適なタイミング
・ODDTAXIの映画を見て悔しい
ODDTAXIというアニメをご存知だろうか?見ていない方はぜひ見てほしいが、映画を先週見てきた。同い年の監督がとっていることをしりより激しく嫉妬してしまうのだが、ものすごく面白い作品なのでぜひ見てほしい
ネタバレしない感じで話すと、虚構と現実っていうのをうまく描いた作品だと思う。虚構の中の現実と現実の中の虚構そういったものが、混ざり合っていくような作品が見事。映画のラストも更にそういったことが示唆できるようなもので終わっており、めちゃくちゃ気になる。
個人的には映画も良かったけどやっぱりアニメが非常に良かったので、まだ見ていない方にはぜひオススメします
・ベンチャー・キャピタリスト 世界を動かす最強の「キングメーカー」たち
この業界にいるとまあ読むしかない思い当たり前に手にとってみたが、なかなかにパンチある。自分達がいかにUSや世界のエコシステムから取り残されているかもしれないというのが中々に刺さってしまう。様々なVCが様々な差別化を図りつつ切磋琢磨している一方、勝ち続けているところが勝ち続けている構図になっている。今の政治の状況を見た時に、アメリカが中国に投資を更に進めていくよりは日本に投資が回る可能性もある(もちろんアジアにいく可能性のほうが高いが)そうしたときに、日本のVCが出せる価値とはなになのだろうか?これからもVCをやっていく上で自分の中で考えさせられた。
面白いなとおもったエピソードはDoordashがまだ自分達でパロアルト中心に配っていたときに、10兆円までの道のりをホワイトボードで描いてVCに説明していたところ。これは実体験でもあるのだけど大きく成長していった企業は結構はじめから大きな構図をもってでも小さく始めるっていうバランスがとれている起業家が多い気がしている
利益がでるのは全体の35%、ホームランになるのは4%
a16zはスタートアップ投資でマネタイズしているメディア。次のゴールドマン・サックスになりうる存在
今後も自分の中で気づいたことなど交えながら配信していくのですが、まだまだ方向性はブレブレです。そしてそんなに人に読まれる価値があるほどのものでもないものを世に出す恐怖感はあるのですが、まあブログにするほど長くなくTwitterに書くほどでもないというものを今後もこのメルマガでは配信していこうと思っております。
いまさらなんですが、実験的にDiscordのチャンネルつくってみてます。友達とかぜひ気軽にはいってみてください。気軽な実験なのでいつのまにか辞める可能性も大です