今回は2021年年初に書いた今年のトレンド予想を自分で書いたものがあったので(2021の21個の投資注目領域の雑記)その振り返りをしてみようかなと思います。詳しくは上記のnoteを見ていただければ幸いです。今年は書くかどうかは微妙ですが、自分でもその時どんなことを考えていたのかの振り返りになるので良い機会だなとは思ってます
Defiあたりはこの時期に書いてたの自画自賛したいけど、メタバース・WEB3やNFTなどは一言も書いてないので大外し。まあこういう予想なんてそんなものだよな〜と思いながら振り返りました。ただ振り返ってみるとテーマに沿った投資は今年ある程度できたなとは思ったので、自分の中で仮説は持ちながら今後も投資活動はしていきたいなとは思ってます。
①Cloud based Vertical 基幹システムが着目され、ワークフローのデジタル化・産業間の取引の効率化に目が向いてく
これはまあDXの流れとして今年1年もやはり注目されたかなと。基幹システムのDXの崖の話は全員がしているように、今後もVerticalごとに基幹システムが置き換わっていくものも増えていくのではないかなとは思っていますが、ワークフローのデジタル化・産業間の取引コストの低下は今後も進むのではないかと。手前味噌だけど今年投資したshizaiはこのあたりを狙っているし、ANRIでもLayerXなどはワークフローのデジタル化を進めているなと感じている
②Vertical Shopify like な"集客力低-中 ×カスタマイズ性"みたいなの
これはあんまり見られなかったトレンドかもしれないなと思った。Shopifyは伸びてきたのは間違いなかったけれども。あえていうならChompyのPivotとかはこういうトレンドの元に動いてきたのかなっていうのは振り返ってみて思えた
③エンプロイーサクセスみたいなのに着目がもっと集まる
これもバイネームで盛り上がったのはまだなかったかなとは思う。ただ人材の流動性含めては今後も上がり続けていくなかで、従業員の働きやすさとかにはより注目を浴びる気はする。もしかしたらコーチングあたりはこの流れで着目を浴びているのかなとは思っている
④常時接続性が深化し、家の中時間でくらいオンラインの状態が増えていく
耳の拡張の論点ではかいて、全然予想には書いてなかったけど年始にはClubhouseが日本では大ブームに一時期なった。文字通りブームだったのだけれども、、今後も常時接続性のあり方はDiscordなのかメタバースと呼ぶべきなのか違う言葉に変わって今年もトレンドは続くはず
⑤プラットフォームシフトにより、デジタルブランドっぽいものがより人気になっていく。その中でも今顕在化していないニーズに挑むChallenger brandっぽいのは引き続き伸びる
D2Cは今年はそんなに着目はされなかった年だったかなとは思う。なので外しているw ただRTFKTなど本当のデジタルブランドはできてきているので、予想よりはるかに未来がきた感じはある
⑥Enterprization of consumer みたいなのを補助するサービスは引き継きのびD2Cもその文脈をより受けるものが主流に?
これは脈々と繋がる個人の時代の話なので、外しようはないのだけれどもこのSubstackやPodcastの増加なども含めて今年もすごくEnterprization of consumerは進んだのではないかと思う。手前味噌だがmishなどはこのテーマで投資しているし、いまこのSubstackもまさにこれ
⑦トランスフォーメーションエコノミーにお金が更に使われるようになる
ポエムみたいな予想なのであんまりコメントはないが、今後も自己実現やトランスフォーメーションみたいな欲求は今後も高まり続けると思う。もしかしたらそれをリカレント教育みたいな文脈になるかもしれない
⑧ダイバーシティ、SDGsの流れは不可避に進む
コメントしようがないくらい進んだ。当たり前だが。それと同時に想定以上にクリーンに対する意識が上がった1年であったかなとは思う
⑨サステイナブルフード系でコンビニで中ヒットくらいの商品がでる or サステイナブルフードに特化したレストランをチェーン店が展開する などあるかも
1年前のコンビニは忘れてしまったけれども、最近スーパーなどにいくと大豆ミートなどが普通に売られているようになってきている。まだ日本では早い感はあるが、今後もサステイナブルフードには環境問題の意味合いもあり浸透していくのではないかと思う
⑩無人店舗・非接触店舗が大手ブランドから生まれる
ウマレナカッタ。ただロボットの配膳などは大手ブランドも導入が進んだ年だったと思う
⑪基本ツールがすべて、データ活用・ML強化が進む。 embedded みたいな謳い文句のサービスが増える
フエナカッタ
⑫Defiがちょっとだけ日本でも着目を投機的な意味で少し盛り上がる
Defi的な盛り上がりというよりはBCGやNFTの文脈、ひいてはWEB3という概念的なものにおいて年末にかけて盛り上がった。個人的にも2社ほどこの分野で興味をもって投資をしている。Crypto系は来年どうなるんだろうか。。
⑬あらゆるものがデリバリー化していく
インスタントデリバリーみたいな分野は立ち上がっているし、日本で来年もう少しこのあたりは盛り上がるんじゃないかと思っている
⑭ギグワークは副業として浸透する
浸透した、多分
⑮プロコンテンツがいままで以上に音声やYouTubeやTiktokに増えていく
増えた。これは不可逆。
⑯YouTubeでブログのように発信する人が今年の3倍くらいになる
そこまで増えてはない気がする。体感値だけれども、ただ長期的にこれも不可逆だとはおもう
⑰高級電動自転車=E-bike がちょっとしたブームになる
ブームほどではなかった。ただ町中でも今年多く見るようにはなったきがする
⑱Govtech・Regtechへの扉が開く
デジ丁頑張っている。スタートアップとしてもう少し入り込む余地がまだありそう
⑲VRハードが徐々に浸透していく中でダイエット系などでそこそこヒット作が生まれる
ウマレナカッタ。VRゲームはもう少し増えてほしかったけど、そこまでBeatセイバー以上はでてない。英フィットXR(FitXR)は米メタのVR端末「オキュラスクエスト」で仮想ボクシングやダンスのクラスなどをやっているみたいだけれども、まだヒット作ほどにはならなかった
⑳Sleep managementにも一層着目が進む
これは進んだ気がする。よりマットレスやRingなど狭い界隈かもしれないけど、伸びている気がする
来週、2022年の投資注目領域をやる!かもしれないし、やらないかもしれない。ちょっとやるとしてもこんなに長くは書かないかなとは思います。
気になったニュース・記事
https://tomoima525.hatenablog.com/entry/2021/12/20/074026
プロジェクト思考とプロダクト思考についての整理。ミッションなどが曖昧になればなるほど、人数が多くなればなるほどプロダクト思考からプロジェクト思考へと写っていく気がしている。ただ記事中にもあるけれども、どちらも重要でそれをどの程度混ぜていくかが重要。ついチームで仕事をしているとプロジェクトになりがち。1人でやるとプロダクト思考になれる気がする。プロジェクト思考- いつまでに仕上げるのか?- 誰がするのか?- 他に似たようなやり方は?- どうやってやるのか? プロダクト思考- なぜこれが重要なのか?- なにがわたしたちのゴールなのか?- 他に何が起こりうるのか?- どうやって差別化するのか?
https://hide.ac/articles/u-WkHvw8L
ブロックチェーンゲームのいくつかの型が紹介されており、いまのBCGの動きがざっくりわかる。やはりこれを呼んでもAxieのスカラシップという方法がいかに革命的であり一つゲームルールが増えた感じがある。Free to Play or Buy to Playになっていくのか、Buy to Play×スカラシップみたいなのは一つの形であることはわかった。来年あたりにはこのあたりのユースケースがより発明されていくのではないのだろうか。
a16z Poll: Voters Will Prefer Candidate That Supports Web3
a16zとジャック・ドーシーがweb3で小競り合いをしている中、ファンドとしてWeb3に対してのレポートをだしたようだ。動き方がもはやVCというお金の出し手という存在を超えているような気がする。それくらいUS社会においてはVCが存在感をもっている証かもしれない(その代わりに風当たりは強いんだと思うけど)
35% of the cryptocurrency owners are between 18 and 34.
90% of the crypto owners bought it to "have more direct control of their money."
とあって、そういう思想で本当に買っているのか?っていうのは正直疑問だけれども、1つの大きなお金似関しての価値の捉え方が変わってきているのかもしれない
「多すぎ」IPOに市場の洗礼 12月32社、資金分散: 日本経済新聞
多分この数年でVC-Backgroundのスタートアップが上場を控えているところが多くなってくるとはおもうけども。今後も上場が控えているところが多い中でどういう動きになるかが気になる。未上場でのお金の余り方と、上場マーケットのお金の余り方のギャップがありそう。言えることは小型上場だとよりマーケットから見向きがされづらくなっていく中で、未上場でより大きな仕掛けをしていき上場を次の攻めに転じれるような座組を組んでいかないといかなくなってくるのではないのだろうか